DCMTKを学ぶ - [pdf2dcm] dcmdata: a data encoding/decoding library and utility apps - PDFファイルをDICOMファイルとしてカプセル化します。 説明を飛ばしてやり方だけ知りたい方は、ページ最後を参照ください。 説明 pdf2dcmユーティリティは、PDFファイル(pdffile-in)を読み取り、DICOM Encapsulated PDF Storage SOPインスタンスに変換し、変換されたデータを出力ファイル(dcmfile-out)に格納します。 コマンドラインインターフェースからの基本的な使い方 >pdf2dcm [options] pdffile-in dcmfile-out pdf2dcm :コマンド [options] :オプションを指定するデフォルト位置 pdffile-in:入力されるPDFファイルのURI/URL dcmfile-out:出力されるdcmファイルのURI/URL 一般的なオプション (左:省略記載、右:略なし記載) -h --help この機能のヘルプを表示します --version この機能に必要なライブラリを含めてバージョンを表示します --arguments コマンドライン引数を拡張します -q --quiet クワイエットモード。エラーやワーニングを表示しません -v --verbose 詳細モード。詳細ログを表示します -d --debug デバッグモード。デバッグ情報を表示します -ll --log-level [l]evel: string constant (fatal, error, warn, info, debug, trace) ロガーレベルを指定します -lc --log-config [f]ilename: string ロガーにコンフィグファイルを指定します。 DICOMドキュメントオプション
DCMTKを学ぶ - [dcmftest] dcmdata: a data encoding/decoding library and utility apps - DICOMパート10のファイルフォーマットかどうかをテストします。 説明を飛ばしてやり方だけ知りたい方は、ページ最後を参照ください。 説明 dcmftestユーティリティは、コマンドで指定されたファイルがDICOMファイル(メタヘッダー付き)であるかどうかをテストします。 コマンドラインインターフェースからの基本的な使い方 >dcmftest file... dcmftest :コマンド file...:入力されるファイル(dcmファイル)のURI/URL 補足 コマンドラインで指定されたすべてのファイルは、バイト位置128のDICOM「magic word」「DICM」が存在するかどうかがチェックされます。 完全なデータセットを解析する試みは行われません。 各ファイルについて、テスト結果はstdoutに "yes:<filename> \ n"または "no:<filename> \ n"の形式で出力されます。 このユーティリティは、DICOMでないファイルの数に対応するリターンコードで終了します。つまり、すべてのファイルがDICOMファイルとして渡される場合、戻り値は0です。この動作は、シェルスクリプトプログラミングでの使用を意図しています。 使用例 サンプルDICOMデータ:http://www.jira-net.or.jp/dicom/dicom_data_01_03.html NM_LEE_IR6.dcm サンプルNonDICOMデータ: Lena:https://imagej.nih.gov/ij/images/lena-std.tif サンプルデータをデスクトップに移動しておきます。 コマンドプロンプトで、次のように入力しました。 [DICOMファイルの場合] >dcmftest C:\Users\tatsu\Desktop\NM_LEE_IR6.dcm 入力後、Enterで実行します。 以下のような出力が得られれば、テストは成功で